【能楽鑑賞会実施】(3月5日)

_大田稲門会の年間行事の一環として「粟谷能の会鑑賞会」が開催されました。
2月15日の事前講座を受講して、いよいよ本番を迎えました。
_正面玄関から国立能楽堂に入るのは初めての経験でした。入場してその荘厳なつくりの能舞台、そして静寂な雰囲気の中に身を置くと、自分の心が無の世界に引き込まれたような感覚になりました。日常生活の世界からかけ離れた境地になったのは久しぶりなことでした。
_
公演は、能「三輪」狂言「二人袴」能「小鍛冶」の構成で演じられました。
事前に本公演の解説書を受け取り、勉強会への参加、前日の解説書の事前学習と万全の態勢で鑑賞に臨みました。自分は、序盤は解説書を見ながらの内容を理解していこうと必死に鑑賞していましたが、時間が経つにつれ、演者の動きや能面の表情、装束の美しさ、また、地謡の皆さんの表情や雅楽を演奏されている皆さんを見ることを中心に切り替えて鑑賞しました。内容を必死に理解しようと鑑賞していた時間よりも、なぜか心落ち着いて全体の美しさや演じている皆さんの一体感といったまさに芸術を拝見できたような気がします。
_
歴史ある日本の伝統文化である「能楽」という世界に自分が身を置けたことに感謝です。ご参加いただいた25名の皆さんありがとうございました。
(発起人:松本洋一78政経

 

カテゴリー: 1.大田稲門会行事 パーマリンク