吉見百穴・武蔵松山城跡見学

2023年11月5日、埼玉県吉見町の「吉見百穴」を訪れました。6世紀末から7世紀後半に造られたもので現在219基の横穴墓が確認できます。天然記念物のヒカリゴケが自生する横穴もあり、覗くとほのかに光ったような気がしました。これらの横穴墓は山の斜面にあり遠くからも目立ちます。被葬者の権威を周囲に示していたのでしょうか。さて、わが会員たちは百穴上部の山頂に登ったり出土遺物を見学したり、あるいは休憩所で銘菓の五家宝を食べたりとそれぞれの課題?に取り組んでいました。(昼食のうどんもコシがあって美味でした)

その後、すぐ近くの武蔵松山城跡にも足を延ばしました。15世紀後半に築かれ戦国の世にあって支配者も頻繁に変わり1601年に廃城となった城です。いくつもの曲輪(くるわ)跡や空堀などがかつての戦乱の世での姿を偲ばせてくれますが、今では自然と一体化して枯れた味わいが漂っています。「兵どもが夢の跡…」そんな言葉が心に浮かぶなか帰途につきました。(薄根義信 記)

 

  

 

 

カテゴリー: 01.遺跡・史跡・ウォーキング部会, 3.部会・研究会・親睦サロン パーマリンク