この指とまれ「久が原の郷土史」講演会開催

_10月15日(火)に久が原白山神社境内の会館にて「久が原の郷土史」講演会を  開催しました。長く住んでいても意外と地元の歴史を知らない方も多いものです。そこで、郷土史に詳しい早稲田大学の大先輩三木榮任(みきよしとう)様にお願いして  講演会の企画となりました。27名も参加いただきました。三木家は江戸時代初期から続く久が原の名主です。元ご自宅敷地一部の遺跡調査では貴重な古い住居跡や  土器などが多数発掘されています。

_講演はパワーポイントを使用し、発掘された土器も展示しながら、縄文時代より古い旧石器時代(約3万年前)から人々の生活があったとの紹介から始まり、奈良時代には朝廷から役人が派遣されていた。鎌倉初期には北条政権による蛇行多摩川の整備もあった。江戸時代には赤穂浪士や薩長の官軍も久が原を通過した。昭和の初め久が原の人口は700人程度だった。そして耕地整理や池上線の開通などもあり、東京の 郊外として発展してきたと、丁寧な講演をいただきました。質疑応答も活発でした。  終了後蒲田の中華料理店で和やかな懇親会を行い散会となりました。

_本講演開催には、三木榮任様は勿論、慶應大学OBの天明成元様、1966年卒 会員の河野史朗様にも多大なご協力をいただきました。
_                     鈴木修(72政経)

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