この指とまれ活動「演劇を知る会」で、井上ひさし作「父と暮せば」を鑑賞

投稿日: 2025年7月18日 作成者: 平井達哉

この指とまれ活動「演劇を知る会」第2弾では、7月17日(木)、総勢11名で、井上ひさし作「父と暮せば」(こまつ座公演)を鑑賞いたしました。劇団「こまつ座」社長であり、井上ひさし氏のご令嬢である井上麻矢さんのご厚意により、特別にチケットをご用意いただき、感謝の思いとともに劇場へと足を運びました。

紀伊國屋サザンシアターの舞台で繰り広げられたのは、広島を舞台に、原爆で父を失った娘とその亡き父との心の対話。松角洋平さんと瀬戸さおりさんによる圧巻の二人芝居は、静かに、しかし深く、私たちの心を揺さぶりました。戦争の痛み、愛する人を思う気持ち、前を向くことの尊さ・・・涙なしには観られない、まさに「本物の演劇」でした。
終演後にはスペシャルトークショーも開催され、役者のお二人の熱い思いや舞台裏のお話に、再び感動がこみ上げました。さらに、短時間ではありますが、井上麻矢さんと直接お話する機会にも恵まれ、井上ひさし氏の想いや、こまつ座の歩みに触れる貴重なひとときとなりました。

その後の懇親会は、コロニアル調のおしゃれなレストラン「コロニアルラウンジ」へ。エスニック料理に舌鼓を打ちながら、笑顔と会話が弾む温かな交流の場となりました。
演劇の力、言葉の力、そして人と人とのつながりをあらためて感じた一日。参加された皆様の胸にも、深い余韻が残ったことと思います。

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