日本酒愛好会例会報告

_日本酒愛好会は、6月28日土曜日の午後、旗の台駅そばの「かもすや」で例会を開催した。この「かもすや」は、一つの壁面が冷蔵庫になっており、ここに日本各地の銘酒が揃うという日本酒愛好会贔屓の居酒屋である。
_参加は、90歳を越える大先輩から60歳の若手(?)まで総勢23名、賑やかな会合になった。
_当会では、毎回酒席の前に「日本酒に関する蘊蓄」を学ぶのを常としているが、今回の蘊蓄のポイントを一部ご紹介しよう。

「日本酒の歴史」
飛鳥時代後期、酒造りの主体は神社から朝廷に移り、酒の醸造体制として宮内省造酒司に酒部か設けられた。
今の日本酒の基本が完成したのが14世紀ごろ。奈良菩提山正暦寺に「酒母造り」「三段仕込」「火入れ処理」などの記録が残る。

「協会酵母」
明治政府は酒造りに最適の酵母を探し、純粋培養して全国の酒蔵に配る仕組みを確立した。
協会酵母第1号は「桜政宗酒母」、第2号は「月桂冠」から抽出された。今最も多く使われるのが、「真澄」の醸造元長野県宮坂醸造の蔵から分離された「7号酵母」、また7号と並びよく使われるのが、「香露」で有名な熊本県酒蔵研究所で分離された「9号酵母」。

次回は9月、また新たな蘊蓄をご紹介しよう。 日本酒愛好会 磯部(記)

アルバムは写真をクリックしてご覧ください。

カテゴリー: 18.日本酒愛好会, 3.部会・研究会・親睦サロン パーマリンク