11月15日(水)の夜、蒲田の台湾菜館 弘城にて「第二回 ビジネス研究会」が開催されました。第二回の講師はトキ・コーポレーション株式会社の創業者で現在は相談役会長を務めていらっしゃる時枝直満先輩。鈴木修先輩が質問をする対談形式で行われました。今回から若手が運営の中心メンバーとなり、実験的にオンラインも併用。
トキ・コーポレーションは【空間演出照明】の分野に特化して装飾照明・機能照明「トキスター」の開発/製造/販売を主業としている会社で、施工実績はホテルやレストラン、東京駅丸の内駅舎や有名テーマパーク、更にはラスベガスのカジノホテルに至るまで、照明技術によって世界を変えてきたリーディングカンパニーです。
ということは、時枝先輩は理系脳が突出している御方なのかと思いきや、今回の講演を聞いてビックリ仰天。なんと、学生時代に文系の勉強しかしておらず理系に苦手意識を感じていたから、どうせ仕事にするなら未知の世界を選ぼうと考えたのだそうです。
しかも、創業時は海外の最先端技術を日本に紹介してマッチングするコーディネート業を独自で展開するのが生業で、最初から照明業界だったわけではないそうです。実際に同社は現在も、照明以外の最先端技術の事業も展開しています。稀代の経営者である時枝先輩の凄さを垣間見ました。
もう一つ印象的だったのは、「失敗を推奨していること」です。世間を見渡すと、失敗に価値があると口にしながらも実際は部下を叱責する経営者や上司が大半ですが、時枝先輩は裁量権や決裁権を大胆に手放して、本気で任せている。これこそが、「リーダーシップの本質」なのかもしれません。
今回、講演をお聞きして嬉しかったのは、「不思議なもので、早稲田で過ごすうちに反骨精神みたいなものが身についたみたいで、それが活きた」というお話です。それならば、僕にも備わっているはず!時代は違えど同じ早稲田の杜で過ごした人間として、僕も頑張りたいと思います。
時枝先輩、鈴木先輩、そして参加してくださった諸先輩方と若手会の皆さん、本当にありがとうございました!次回も引き続きよろしくお願いいたします。
(ビジネス研究会 小山 勇)