【ビジネス研究会活動報告】

第7回ビジネス研究会研修
11月23日(土)15:00~
テーマ:「外資系金融業界の流れと自動車業界の今」
副題 浮き沈みバンカー生活
講 師:毛利陽一郎氏 (90年政経卒)
参加者:8名

新卒で就職後、現在も同じ業界(外資系銀行)で働いている毛利さんから、常に変化がある銀行業界の実例として、リーマンショック前後の金融市場について、特にサブプライムローンの仕組みやレバレッジド・バイアウト(LBO)の利点・欠点等わかりやすく解説していただいた後、現在携わっている自動車業界の動きについても、バンカーとして必要な情報収集媒体の使い方と絡めてお話していただいた。参加者が講師含めて8名であったことから、一人ひとりの質問にも丁寧に答えていただき、そこから金融市場の今後についても活発な意見交換ができた。学生時代のゼミ討論のように、一つのテーマから様々な話題につながっていき、非常に有意義な研修となった。初めて参加した会員からも、次回もぜひ参加したいとの感想が出た。

第8回ビジネス研究会研修
2025年1月15日(水) 19:00~
テーマ:「生産=地方、消費=都市を変える取り組み」
副題 岩内での経験と今後の展望
講 師:カリフッド株式会社 代表取締役 井出 敬也氏 (96年二文卒)
参加者:15名(内新規参加者 5名)

井出氏が北海道岩内町に、ニシン、数の子製品及び北海道内水産物の加工のための自社工場を設立した経緯から、当時の岩内町にあった問題点とその問題を改善させるために、まず賃上げをし、正社員を積極的に採用したこと、そして、その結果を踏まえて、地元経済を循環させるための自社の取り組について(大手ではなく、地元企業を積極的に利用するなど)説明を受けた。また、同時に日本の食糧自給率改善のための試みとして、ニシンの肥料化とそこで育てた米のブランド化及び子ども食堂への寄付の話、さらに試行錯誤しながら、新たに取り組んでいるインバウンドに対応するための飲食業への進出についても話していただいた。日頃あまり接することのない地方経済の疲弊や技能実習生に頼らざるを得ない第一次産業の現状について情報を得るとともに、参加者各自が自由に意見を話す機会もあり、興味深い研修となった。

また、新入会員及びビジネス研究会初参加の大田稲門会会員があわせて5名と、参加者が増えたが、参加者からは「大変興味深い研修だった」「次回も参加したい」といった意見をいただいた。

次回予告
第9回ビジネス研究会
日 時:2025年3月19日(水)19:00~
テーマ:若者が去っていく職場
副題:転職の理由(仮)又はミドル層シニア層の問題点(仮)
講 師:ハナマルキャリア総合研究所 所長 上田 晶美氏 (83教育卒)

第10回ビジネス研究会
5月予定
テーマ:未定(JR関連の内容)
講 師:セメントターミナル株式会社 代表取締役社長 内山健氏

第11回ビジネス研究会
7月予定
講 師:未定 シンガポール稲門会日本支部との合同研修を計画中

_                       以 上
_         ビジネス研究会 富澤多幸(95年法卒)

 

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