「近くて遠きは明神ケ岳!」
さて今回のプランは天下の険といわれる箱根の明神ケ岳に登るもの 。下山後は大平台にある温泉旅館で一泊させていただき、 箱根の名湯に浸かり美食を味わうというまさに大名登山! となるはずだった…。
しかしそうは問屋が卸さない。山行初日の7月19日(日) 朝のことである。 箱根湯本駅で一行を待つ部会幹事のもとに一報がはいった。「 小田急線で人身事故、小田急ロマンスカーがストップ!」 JR経由で箱根湯本駅に到着していたチームは予定どおり出発でき たが、 小田急利用のチームは予定より2時間遅れの登山スタートとなって しまった。
さて先行のJRチームは「宮城野支所」バス停で降りて、 登山道の案内板に従い車道から山道に入る。 別荘の横を通りつつ進み車道に出てはこれを横切りまた山道へ、 これを二度三度。別荘地を離れて山道が続くが、 どうにも蒸し暑い。 これに加えて日頃の鍛錬不足かピッチがあがらず、 上部の急登にシゴかれながらもようやく明神ケ岳に続く稜線上の分 岐にでる。コースタイムを大きく遅延している。 小休止のあと明神ケ岳を目指すが時間的に登頂は無理と断念する。 そして後続の小田急チームとの合流も考慮して、 大涌谷方面を望める稜線上にて昼食のカレーを準備することとする 。 一行がカレーを堪能するなかで遠藤部会長や大槻さんが小田急チー ムの平井さんと随時連絡をとっている。 そうこうするなか小田急チームも到着した。 この小田急チームの顔ぶれは、土田御大、平井さん、 そして平井さんのかつての教え子であるOさんとその娘さんおよび 息子さんである。 鍛えられた岳人と若者ぞろいで2時間の時間差もものともせずに先 行のJRチームに追いついたのだった。 部会幹事が用意してくれたカレーを小田急チームも食べる。一時、 小雨が降るがすぐにあがる。 ここからは明神ケ岳の頂上は見えない。 目を転ずれば大涌谷の噴煙は見えるものの駒ケ岳も雲の中、 食事をすませて下山に移る。箱根だけに山あり谷あり、 こんなときもあるだろう。
土田御大を先頭にそろりそろりと慎重に足を運び往路をたどれば、 やがて登山道から車道に出てバス停に着く。バスで「大平台」 に向かい、大平台温泉旅館に今夜はお世話になる。 肌がつるつるになるいい温泉で登山の疲れをとれば美味しい食事が 待っている。宿泊から参加の池神さん、 野村さんとともにビール瓶や熱燗のお銚子が何本もカラになる。 夕食の後は庭で93本の花火大会となりOさんのお子さん2人が喜 んでいたのが印象的だった。 オジサン達も童心に返り楽しんでいる。その後、 部屋に戻り懇親会の二次会へ、 箱根の夜は歓談の声とともに更けていったのだった。
翌日早朝はサッカーワールドカップの決勝、 未明から起きてビール片手に観戦していた猛者もいた。 結果は皆さんご存じのとおりスペインの優勝。 そして美味しくてヘルシーな朝食をいただきチェックアウト、 このころには明神ケ岳登頂断念の失意はどこかに吹っ飛びポジティ ブな気分になっていた。帰途、 土生さんの案内で近くの有形登録文化財「出山鉄橋」 を見学に行くことになった。 箱根登山鉄道の電車がトンネルをくぐるのを見たりしながら「 出山鉄橋」へ、 ここでは背後に電車のスイッチバックを見ることもできた。 その後、 一行は芦ノ湖方面の遊覧を楽しむグループと東京へ直帰するグルー プに分かれて解散した。 乗車するバスの方向は逆でも一行の思いは同じ。 今回の山行はいろいろあったが幹事のみなさんのご尽力や参加メン バーの協力で実りある山行として永く記憶に残るだろう。
さて今回のプランは天下の険といわれる箱根の明神ケ岳に登るもの
しかしそうは問屋が卸さない。山行初日の7月19日(日)
さて先行のJRチームは「宮城野支所」バス停で降りて、
土田御大を先頭にそろりそろりと慎重に足を運び往路をたどれば、
翌日早朝はサッカーワールドカップの決勝、
薄根













